福岡都市圏住宅地の引き続きの路線価上昇

福岡都市圏の令和元年度の路線価の上昇率。

 

前回の福岡都心部編に引き続き、福岡市南区で平成30年記事と同一地点を対象とし、福岡市近郊~郊外の住宅地について取り上げてみます。

 


1箇所目は油山のふもとにある福岡市南区柏原の、とあるところ。

こちらの路線価は、

 

平成30年度から1年間の路線価上昇率:5.7万円→6.0万円(5.3%の上昇)

 


こちらの場所について一昨年度、昨年度は1千円ずつの評価額の上昇でしたが、ついに3千円の上がり幅となりました。

 

 

2箇所目は大橋から少し南に下ったところにある曰佐の、とあるところ。

こちらの路線価は、

 

平成30年度から1年間の路線価上昇率:9.7万円→10.5万円(8.2%の上昇)

 

こちら、昨年度は1割を超える上昇率でしたが今年度は1割弱の上昇率となっています。

 

 

3箇所目は中央区に近くよりまちなかである高宮の、とあるところ。

こちらの路線価は、

 

平成30年度から1年間の路線価上昇率:18.0万円→19.5万円(10.8%の上昇)

 

昨年度は12.5%の上昇でしたが、こちらは今年度も1割を超える上昇率となっています。

 

昨年度は、都心部よりも上昇率が高い都心近隣の住宅エリアもありましたが、今年は都心に近ければ近いほど上昇率が高いという結果になりました。 

 

福岡市近郊の住宅地であっても、3年前の平成28年度と比べると3割程度路線価が上昇しているエリアも出ていています。都心部に限らず近郊エリアにお住まいの方々も、以前とは状況が変わってきている可能性を考えておく必要があります。