無料で使えるPOSレジアプリのAirレジ(エアレジ)。AirレジとMFクラウドの連携が素晴らしく便利なので、顧問先にかなり提案を行っています。
Airレジは、他にもfreee ややよいの青色申告オンライン などの会計サービスとも連携可能です。
しかし、Airレジの便利さに興味を持ちながら、いざ導入しようとなると導入が進まなくなってしまうケースが結構ありました。
その理由が、以下の2つ。
1. 機能が多すぎて、操作方法が分からない。
2. 機能を使いこなすための初期設定が大変。
Airレジの導入に適しているのは小規模な店舗になりますが、サロン、飲食、整骨院・・・、どれも、仕事の腕を磨くのにITとの接点があまりない職種。そのためか、初期登録の段階でAirレジ導入が止まるケースが続出。
しかし、このAirレジ、使わないにはあまりにももったいないです。無料だし。
ということで、Airレジの導入段階で「ワケが分からない!!」となられた方のための解決策を考えてみました。
その解決策が、コレ。
「レジとしての機能以外を(最初は)一切使わない」
とりあえず、原始的なレジ代わりとしてAIrレジを導入する。
商品登録だとか顧客管理だとかテーブル設定だとかの機能を一切設定せず
手打ちで金額を打ち込むふつうのレジ機能だけを使用。POS機能を活用しなければ使い方もカンタン。
ふつうのレジと同じように金額を打ち込み、
打ち込んだ金額を「+」ボタンで登録し、金額の打ち込みが終了すれば「会計に進む」ボタンを押し、
レジ精算画面で預かった金額を入力すれば
おつりを計算してくれて、
会計完了。
以上、ややこしい機能と無縁にAirレジを使えます。
POS機能を使いこなさなきゃ、Airレジを使いこなす意味がないんじゃないの?
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
あるべきレジの残高を自動で計算してくれるので、かんたんにレジチェックを行えたり、
売上金額の集計のほかにも、時間帯ごとの売上と客数を集計表示してくれたりと、
それだけでもAirレジを導入するメリットは十分にあると思います。
ちなみにレシートを印刷しようとすると、普通のプリンタではなくAirレジ対応のレシートプリンターでなければ印刷を行うことが出来ません。そして、そのレシートプリンター4万円弱くらい、ドロワーまで合わせると4万円台後半と、結構いい値段がします(それでも通常のPOSレジに比べるとケタ違いに安くはありますが)。
私としては、最初はレシートプリンターは使わず、Airレジと手書きの領収書の組み合わせで使用する方法をお勧めします。
理由は、Airレジを試験導入したものの本導入しない可能性も考えておきたいこと。また、サロンなどのお店の場合、レジを打つ件数が少ないので手書きの領収書でも業務量がそれほど増えるわけではないこと。さらに店舗によっては、感熱紙のレシートを用いることが店舗のイメージとそぐわないこともあり得るからです。
Airレジ導入当初はレシートプリンターは使用せず、Airレジの使用に慣れてきてかつ手書きの領収書発行の手間を軽減したいと感じるようになったタイミングで、レシートプリンターを導入するのもアリかと、私は思います。